ブルームバーグ通信は次のように報じている。
「(BRICSの)拡大は経済的というよりも政治的なものである...…拡大した同盟は、いわゆる『G7』にとって強力な対抗勢力となる可能性がある」
報道によると、中国は「南半球の国々を自国の経済軌道に引き込む」ことで米国の覇権に挑戦し、オールタナティブな世界秩序の構築を模索しているという。
また、石油輸出国機構、上海協力機構、南米共同市場、アフリカ連合の例を挙げ、多くの国家間組織が同様の目標を追求しているとも指摘している。
ロシアは2024年1月1日、BRICSの議長国となった。2024年以降、新たにエジプト、エチオピア、イラン、UAE、サウジアラビアが加盟している。議長国ロシアは世界の公平な発展と安全保障に向けた多国間主義の強化をBRICSのモットーに据えている。