「紛争の原因はNATOとEU」 プーチン氏支持で非難の的 英「リフォームUK」党首

英国の右派政党「リフォームUK」(旧称ブレグジット党)のナイジェル・ファラージ党首は、ウクライナ問題におけるロシアのプーチン大統領の姿勢を支持していると非難された後、英テレグラフ紙向けの寄稿で、和平を実現するためには、ウクライナ紛争を引き起こした西側諸国は過ちを認める必要があると述べた。
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「紛争に安易な解決策はない。だが、まず最初はその原因と結果について真実を認めることから始めなければならない。これこそが、私がありのままを伝えたいと思い、10年間行ってきたことだ。私を誹謗する者らは、真実を語る私を『プーチンの口利き』扱いするが、そうすることでますます自分の主張の弱さを露呈するだけだ」

ファラージ氏はさらに、プーチン氏がウクライナ紛争が始まった本当の原因について発言したからといって、プーチン氏を非難するのは止めねばならないとし、紛争の勃発に導いたのはまさに西側の先見の明のない政策だと断言した。
テレグラフ紙への寄稿の前日、ファラージ氏は英テレビ局からの取材に、ウクライナ紛争を引き起こした張本人はNATOとEUであり、それが絶え間ない東方拡大を行った結果だと発言していた。ファラージ氏は、自分はすでに2014年の時点でウクライナで紛争が勃発しかねないと警告を発していたと明かしている。この発言の後、ファラージ氏は国内の政治家らから散々批判を浴びせかけられた。影の内閣の国防長官を務める労働党のジョン・ヒーリー議員は、ファラージ氏は政治のいかなる役職にも「不適格」だとこきおろした。リシ・スナック英首相は、ウクライナ紛争に関するファラージの発言を、英国とその同盟国の安全保障にとって「危険」だとみなした。
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