プーチン大統領の声明の再重要ポイントは以下の通り。
ウクライナ指導部は現在、非合法的に存在している。この条件下でウクライナ最高議会(ラーダ)に訴えかけることは無意味だ。
ウクライナとの和平交渉が開始されないうちは、ロシアは停戦には応じない。なぜならば、ウクライナが然るべく行動をとるとは確信できないからだ。敵にこれを悪用し、ポジションの改善を図らせないためだ。
ウクライナとの紛争解決の仲介者には、最終文書へ署名する権限は付与されない。だが、調停そのものはロシアは歓迎する。
ウクライナ紛争は停止可能というトランプ前米大統領の発言をロシアは真摯に受け止めている。ただし、プーチン大統領は、同氏からの具体的提案は目にしていない。
米国が中短距離ミサイルをどこかに配備した場合、ロシアは同等の対応を行いうる。
戦略的安定についての対話を真っ先に行うべき相手は米国だ。だが、大統領選挙が終わらないうちは、この話はできない。