報道によると、オルバン首相はプーチン大統領との交渉を踏まえ、停戦と和平交渉開始の「チャンスはさらに高まっている」との見方を伝えたという。
オルバン首相はEU首脳らに対し、停戦に向けた主導権を掴み取るよう呼び掛けた。米国では国内で選挙運動が進行中のため、その政治的リーダーシップには限界があると強調した。
オルバン首相は紛争に伴う民間人の犠牲を踏まえてSNSに投稿、紛争の更なる激化に懸念を示した。
「戦争の苦しみが増大しており、世界の大国は戦争推進政策を放棄し、その代わりに平和路線を利用することでロシアとウクライナを停戦と和平交渉に導くよう促さなければならない。こうすることでのみ、今後数か月以内に起こる前例のない大規模な破壊を防ぐことができる」
先にオルバン首相とハンガリー政府の代表団は訪露し、プーチン大統領と会談した。両首脳はウクライナ危機に関連した問題を議論した。
オルバン首相の訪露はEUで批判を招いている。これについて首相はウクライナの武力紛争により、欧州経済にも悪影響が生じているとし、解決を急ぐ必要性を訴えた。