同紙によると、バイデン政権内では9~11日のNATO首脳サミットとモディ首相の訪露の日程が被ることが懸念視されていた。そこで、キャンベル米国務副長官が、インドのクワトラ外務次官に対し、ロシアへの渡航を延期するよう要請したという。だが結局、モディ首相の訪露は予定通り行われた。米ワシントンにNATOの首脳が集まるなか、ロシアではモディ首相とプーチン大統領が抱擁する姿がメディアに伝えられ、西側諸国の「ロシア孤立化」の目論見はまたもや崩れ去った。