露副首相がクリル訪問 日本の抗議に「島での仕事続ける」

ロシアのユーリ・トルトネフ副首相兼極東大統領全権代表は12日、サハリン州南クリル諸島(日本でいう北方領土)のイトゥルップ島(日本名:択捉島)を訪問し、現地の新しい観光施設や魚肉加工工場などを視察した。同州のリマレンコ知事が発表した。
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共同通信によると、日本外務省はこれを受け「日本政府の立場と相いれず、受け入れられない」と在日露大使館に抗議した。
一方、これに対しトルトネフ副首相は「私はクリル諸島がロシア領であることを前提としており、日本の通告に注意を払うことはない。我々は島でこれからも仕事を続けていく」とコメントした。
プーチン露大統領は6月、世界の報道機関との会見で、日本の記者からの質問に答える形で南クリル諸島に言及。「自国領の島を訪問しない理由はない」と発言していた。
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