現行では30キロ以上の大型魚の約73%、それ以下の小型魚の約85%の枠が日本に割り当てられている。全体の漁獲枠が増えれば、日本に割り当てられる枠も大きくなる。各国の漁獲枠は12月の年次会合で正式決定する。
クロマグロは乱獲で資源量減少が懸念されてきたが、近年は回復傾向に。そのため日本側は今年、大型魚を2.31倍、小型魚30%増加させるよう提案していた。だが、厳格な資源管理を求める国もあり、今回決まった数字で妥協したとみられる。
クロマグロは別名「本マグロ」とも呼ばれる高級魚。寿司や刺身に使われ、日本料理には欠かせない要素となっている。