トランプ氏によると、会談内容は「とても良いもの」だったという。トランプ氏は次のように記した。
「今日、ゼレンスキー氏と私はとても良い電話会談をした。彼は全国共和党大会が大成功を収めたこと、共和党の大統領候補になったことを祝ってくれた」
トランプ氏によれば、11月の米大統領選で勝利し、これにより「平和をもたらし、戦争を終わらせる」という。そしてロシアとウクライナの会談を実現に導くと約束した。
「双方が集まり、協定について合意するのだ。これは暴力を終わらせ、繁栄への道を切り開くだろう」
一方、ゼレンスキー氏もSNSに投稿した。近くトランプ氏と直接会談し、公正で持続可能な和平の締結に向けて具体的に話し合う姿勢を示した。
トランプ氏は6月27日の選挙討論会でウクライナ危機について言及した。そして秋の大統領選に勝利すれば、2025年1月20日に就任宣誓する前に危機を解決すると約束した。また、ロシアに尊敬されるような大統領が米国にいれば、ウクライナ紛争は「決して起こらなかっただろう」とも強調した。
ロシアのプーチン大統領は6月14日、ウクライナ紛争解決に向けて新たな和平案を提示した。それによると、クリミア、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポロジエ州をロシア領として承認することに加え、ウクライナの非陣営化、核放棄、非軍事化、非ナチス化、及びロシアに対する制裁解除を提案した。