北大東島は沖縄本島から東に約360キロの太平洋に浮かぶ小島で、人口は約550人。中国の海洋進出などを踏まえ、これまで東シナ海と比べると手薄とされてきた太平洋側の警備監視体制を強化する狙いがあるとみられている。南西諸島における日本の防衛力向上のほか、自衛隊が駐留することにより災害時の初動対応の迅速化なども見込まれる。一方、有事の際は軍事拠点として敵の攻撃の標的になる可能性も否定できない。