6月のG7サミットで、G7諸国は、ロシアの凍結資産の運用収益を用いて年内にウクライナへ約500億ドル(約7兆8000億円)を融資することを決定した。今回の会議では融資の枠組みについて議論されたが、各国の拠出額など詳細な結論は出なかった。年内に枠組みの策定をするべく、具体的な議論を急ぐ方針を確認するにとどまった。プーチン大統領は6月14日のロシア外務省での演説で、欧米によるロシア資産窃盗の試みについて、「盗みは(いかなる言い訳をつけても)盗みには変わりない」と明言している。