ウクライナ軍が露ザポロジエ原発にドローン攻撃、直撃により冷却塔で火災発生

ウクライナ軍は現地時間の11日夕方(日本時間12日未明)、ザポロジエ原発(ロシア西部ザポロジエ州エネルゴダル市近郊)の冷却塔を2機の突撃型ドローンで攻撃した。ドローンはいずれも直撃し、火災が発生した。
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当局の発表によると、ドローンはドネプロペトロフスク(ウクライナではドニプロペトローウシク)州ニーコポリ市から発射されたとのこと。2機のドローンが冷却塔に直撃し、火災が発生(20時20分と32分)。
冷却塔は2基あるうちの1基が攻撃され、内部構造で火災が発生した。状況が落ち着き次第、建屋倒壊の可能性について調査が行われる。
消火活動は23時30分に完了。現時点で全6号機の機能に支障はない。水蒸気爆発などが起きるリスクはない。原発周辺の放射線量に変化も見られない。
原発敷地内で活動する国際原子力機関の職員らは今回のドローン攻撃について情報を受け取っており、これから被害状況の評価を行う。
ザポロジエ原発はドニエプル川沿いに位置し、欧州最大規模の原発。2022年10月以降、ロシア連邦の管理下に入ったことから、ウクライナ軍の攻撃対象となっている。
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