先にバッハ氏は任期満了に伴い、IOC会長の退任を表明していた。バッハ氏続投を希望する声が一部のIOC委員から上がっていたが、渡辺氏はこの続投論について、「各競技団体の模範にならなければならないスポーツのトップ機関が、定めたルールを守らなければガバナンスは保たれない」とけん制していた。
渡辺氏は以前から「オリンピズムの凋落を救いたい」と話していた。大会運営にかかる経費の増大や汚職をはじめとする諸問題に取り組む姿勢を示している。
立候補について渡辺氏は「日本オリンピック委員会と日本政府と相談して決めたい」と語っている。
渡辺氏は2017年1月にFIG会長に就任。2018年10月にはバッハ会長の推薦で、IOC委員に就任した。