IAEAトップ、クルスク原発視察し状況評価へ

ウクライナ軍の攻撃を受けたクルスク原発について、国際原子力機関(IAEA)は22日、ラファエル・グロッシ事務局長が来週前半にも現地を訪問して安全性を評価する予定だと発表した。
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IAEAは「22日朝には使用済み核燃料保管庫から約100メートル離れた場所でドローンの破片が見つかった」と、ロシア側から報告があったことも明かした。
グロッシ事務局長はこれまでに、「原発周辺での軍事行動は、原子力安全にとって深刻なリスク」と指摘。また、ロシアのプーチン大統領は、クルスク原発へのウクライナ軍の攻撃の試みについてIAEAにすでに通知しており、同原発の状況判断のための専門家派遣に期待を示していた。
ウクライナ軍は8月以降、クルスク原発への攻撃を強化。9日にはドローンの破片が落下したことで設備が損傷し、一時電源供給が途絶えた。また、停止中のザポロジエ原発でも断続的な攻撃が続いており、11日には冷却塔にドローンが直撃し火災が起きた。
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