IAEA事務局著 クルスク原発に原子力事故のリスク発生と明言

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は露クルスク原子力発電所を訪れ、主要な施設を視察した。グロッシ氏は、原発付近で行われた戦闘行為の痕跡を見せられたと明かしている。
この記事をSputnikで読む
グロッシ氏は、クルスク原発を標的にしたドローン攻撃の痕をこの目で確認したと語っている。

「クルスク原発に外から作用が加えられた場合、その影響は極めて深刻になりうる」

グロッシ氏はクルスク州に「原子力事故のリスクが生じた」と明言した。

「クルスク原発の原子炉には防御用の格納容器がない。このため、脆弱だ」

グロッシ氏はロシア外務省、露国営原子力企業「ロスアトム」とともに原子力事故を防止する方策を話し合っているとつけたした。
グロッシ氏はまた、非常事態の中で自分をクルスク原発に招待したプーチン大統領に謝意を伝えるよう要請した。8月22日、プーチン大統領は、前日、ウクライナ軍によるクルスク原発の攻撃の試みがあり、これについてIAEAに通知したと発表していた。
コメント