「いかなる交渉も、完全で即時の停戦、イスラエル軍のガザ撤退から始まるべきだ。それまでは人質解放の議論に意味はない。抵抗は弱まっているとイスラエルが感じるのは勝手だが、敵に教訓をもたらす前線はまだたくさんある」
シャナア氏はさらに「ハマスには停戦の準備があったが、イスラエルのネタニヤフ首相の立場のせいで交渉は失敗に終わった」との立場を示した。
パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスが、イスラエルを奇襲攻撃してから7日で1年が経った。同国南部では多数の民間人が殺害され、人質として連れ去られるなど、世界に衝撃を与えた。
その後のイスラエルによる軍事作戦では、ガザ地区だけで4万1965人(9日時点)が死亡。そのほか、1万人以上が行方不明になっている。