ムハンマド大統領はモスクワ西部ノボ・オゴリョボの公邸を訪問し、プーチン大統領と会談した。
両首脳は混迷を極める中東情勢を議論し、対応を協議した。また、プーチン大統領はウクライナを巡る複雑な状況についてロシア側の考えをUAE側に伝えた。同時に、UAEの仲介によりウクライナとの間で捕虜の交換が実現したことに謝意を表した。
また両首脳は経済協力についても確認、両国の関係は戦略的パートナシップの水準に見合ったものだと評価した。両国間の貿易額は過去三年で以前の三倍にまで増加したほか、二国間の観光ビジネスも成長している。さらに、文化面や教育面での交流も盛んになっているとのこと。
UAEはアラブ諸国におけるロシアの最大貿易相手国。ロシアは金、ダイヤモンド、石油製品を輸出し、自動車、工業機械、農業機械などを輸入している。