中谷防衛相は、北朝鮮が同日午前7時11分頃、平壌近郊から少なくとも1発のICBM級弾道ミサイルを北東方向に向けて発射したと発表した。ロフテッド軌道で発射されたとされ、午前8時37分ごろ、北海道・奥尻島の西方約200キロの排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられている。
また、北朝鮮から発射された弾道ミサイルについて、飛行距離約1000キロ、最高高度7000キロ超、飛翔時間は1時間26分との推定を明らかにした。中谷防衛相は、新型であるかの詳細は分析中だとしている。
林官房長官も会見を開き、「国際社会全体への緊張をエスカレートさせる暴挙」だのべ、「断じて容認できない」と非難した。北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議したという。
北朝鮮によるICBM発射は2023年12月18日の新型ICBM「火星18」以来。この時のミサイルは最高高度6518キロ、飛行距離1002キロ、飛翔時間は1時間13分だった。