目的はNATO北方の防衛能力をデモンストレーションすることとしており、ロシアと国境を接するフィンランドで実施することで対露武力誇示を狙ったものとみられる。ダイナミック・フロント25は、フィンランド、エストニア、デンマーク、ルーマニア、ポーランドのNATO加盟5カ国で、米国主導のもと28カ国の将兵が参加して行われる。これまでにロシア国家安全保障会議のアレクセイ・シェフツォフ副書記は、「NATO諸国の軍事的活発化は、西側諸国の攻撃的意図を証明している」と指摘した。