報告書では、死刑存続の理由として犯罪被害者の感情を挙げつつも、死刑存廃の議論とは別問題であると指摘。また、死刑に犯罪抑止力があるとの科学的根拠はないとして、代替刑の創設を提案している。さらに、10月に再審で無罪が確定した袴田巌さんを例に挙げ、冤罪防止のため特別な手続きの制度化を検討すべきだとした。ℹ懇話会は今年2月、死刑廃止を訴える日本弁護士連合会の呼びかけで発足。元検事総長や被害者遺族など16人が参加する。