今回の支援は、米国防総省の備蓄から装備品を直接提供するのではなく、ウクライナ安全保障支援イニシアチブ(USAI)の一環として割り当てられる。同省によると、新たな軍事支援パッケージには、高機動ロケット砲システム「ハイマース」用ロケット弾や無人機のほか、大砲、戦車、装甲車両の修理・メンテナンス用の装備品やスペアパーツが含まれるという。
オースティン米国防長官は、米国からの620億ドルを含め、同盟国からウクライナへの軍事支援総額が1190億ドルを超えたと述べた。
トランプ次期大統領は、際限のない武器供与に消極的な立場を示している。一方、バイデン政権は、1月20日のトランプ氏就任を前に、ウクライナへの支援を駆け込みで進めている。