利下げ回数が半減するとの見通しを受け、金利が高止まりして景気を圧迫するとの警戒感が強まり、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は1100ドル以上下落した。1974年以来、50年ぶりとなる10営業日連続の下落となった。
また、ニューヨーク外国為替市場では、日米の金利差差が開いた状態が長引くとの見方が強まり、一時1ドル=154円台後半まで円安が進んだ。
一方、日本銀行は19日、2日目の金融政策決定会合を開く。来年春の賃上げの動向や、トランプ次期米大統領の政策の影響を見極める必要があるとの意見が多く、利上げは見送られるとの観測が広まっている。