これまで最長5年だった観光用マルチビザについて、富裕層向けに10年間有効のビザを新設する。団体観光ビザも現行の15日から30日に滞在可能日数を拡大するなどし、経済・人的交流の拡大を目指す。
この日、岩屋外相と中国の王毅外相は、合計3時間にわたり会談、ワーキング・ランチを行った。主なポイントは以下の通り。
「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築するという方向性で日中関係を進めていくことで一致。
来年の早期に王毅外相の訪日を実現することで一致。
岩屋外相は、尖閣諸島を巡る情勢を含む東シナ海情勢、中国軍の活動の活発化、中国による資源開発など日本側の深刻な懸念を伝えたほか、拘束されている邦人の早期の釈放を求めた。
岩屋外相は与那国島南方の日本のEEZ(排他的経済水域)で新たに確認されたものを含む、中国が設置したブイの即時撤去を求めた。