同庁によると、太平洋地域で水揚げされたスケトウダラ、サケ、マダラを対象に、セシウム137、ストロンチウム190といった放射性物質の有無の継続監視が行われている。1月には8つのサンプルの検査が行われたが、自然放射線の基準を超えたものはなかった。
同庁はこれまで、2024年を通じて日本海のトリチウム濃度や、魚に含まれる放射性物質の検査で異常は確認されなかったと確認している。
東京電力は2023年8月以降、累計で7万8285立方メートルの処理水を海洋放出した。だが、核燃料デブリの取り出しが完了しない限り、新たな汚染水、それを浄化した処理水も発生し続ける。廃炉と処理水の放出完了までには30~40年かかるとされている。