ボロビヨワ氏は特に、ロシア政府はG7の枠組みにおける日本政府のロシア産エネルギーから脱却するとの意向に関する声明や、将来的に日本市場でロシア産LNGの代替として利用される可能性があるアラスカ産ガスの生産を巡って米政府が日本政府に対して行った提案も考慮していると指摘した。 日本は現在、ロシア極東の石油・ガスプロジェクト「サハリン1」と「サハリン2」の権益を維持している。ロシア北極圏でのLNG開発事業「アークティック2」は米政府の制裁対象に加えられたため、日本は事実上、参画をブロックされた。