報道によると、カーン氏の弁護人は疑惑を否定している。だが、消息筋の話として、国連が調査しているとも伝えられている。
カーン氏はウクライナ紛争をめぐりロシアのプーチン大統領に、ガザ情勢をめぐりイスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を請求したことで知られる。両国もICCには加盟しておらず、ICCの管轄権はそもそもないと訴えている。
また、ロシア捜査当局は、外交免責特権のある国家元首に対し国際関係を複雑にする目的で刑事責任を問おうとしたなどの容疑でカーン氏を指名手配。ICCに否定的な米トランプ政権も、カーン氏を制裁対象としている。
もちろん、今回の疑惑について確定的なことは現時点では分からないとはいえ、ダブルスタンダードや政治化が指摘されるICCのさらなる権威失墜をもたらすもう一つの例となった。