何をするにも高濃度の汚染物質がある。ロボットは万能ではない。ロボットは、作業現場の状況を想定した上で開発するものだが、原発内部の様子は事前にわからないため、使えなくなったロボットはその場に取り残される。新しいロボットは、これまでのロボットの屍を越えていく。
デブリ取り出しを、日英共同開発のロボットアームで試みている。しかし取り出せたのは1グラムにも満たない。40トンの土嚢でさえ取り出すのに苦戦しているのに、880トンのデブリとなると、とてつもない話だ。仮に取り出せても、処理方法がない。むしろ石棺に閉じ込める方が理にかなっている。
トリチウムが含まれた汚染水(ALPS処理水)がすでに海洋放出されている。モニタリングはあくまで一時的なもの。汚染水の長期的な影響は不明だ。
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