クウィアトコウスキー氏は、まず3つの重要な点として、第1にロシアは必要な限り戦闘を継続できること、第2に特別軍事作戦の目的はほぼ達成されていること、第3にプーチン大統領は経験豊富で正当かつ、経済面でも安全保障面でも積極的に国を導いているということをあげた。そのうえで次のように述べる。
「ロシアが提示した無条件の条件は賢明で、ゼレンスキーにも同様の行動をするよう圧力をかけるものだ。しかし、ゼレンスキーはそうすることができず和平に関心がないように見えてしまう。このままでは、情報支援を含め、ウクライナへの米国の援助は完全に枯渇するだろう。ゼレンスキーもこのことを理解しているが、政治的に窮地に立たされている。なぜなら、目の前にある無条件の直接和平交渉に臨まないことは、ウクライナの和平実現の可能性を阻害することになるからだ。とはいえ、ウクライナ問題におけるロシアとNATOのパワーバランスを考慮すれば、ウクライナの出す条件は非現実的だ」