この島々は、日本海南西部、島根県隠岐諸島から157.5キロ、韓国領の鬱陵島から87.4キロのところに位置している。
日本はこれを竹島と呼び、西側の島「男島」(おじま)と東側の島(女島)から成っている。
韓国では独島(トクド)と呼び、西側の島は「ソド」東側の島は「トンド」と呼んでいる。
この論争に関与しない国は、この島々をリアンクール岩礁と呼んでいる。
第二次世界大戦後、これらの島々は韓国が実効支配することとなった。日本はこれを、1905年に日本領となった領土の「不法占拠」であり、敗戦にともなうサンフランシスコ講和条約にこの件は触れられておらず、以前の通り島根県の一部であるとみなしている。日本は韓国に対し、島の帰属権の問題を国連の国際裁判所にかけることを提案している。韓国は、独島は歴史的、地理的、法的に韓国のものであり、この島にまつわる帰属権の問題は存在していないとしている。
日韓両国はこの問題に対し、定期的な外交ルートでの抗議など、激しい応酬を交わしている。