4月7日は、「世界保健デー」、「ルネットの誕生日」、「喜ばしいお告げ」の日

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世界保健デー - Sputnik 日本
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長い冬が終わり、最も素晴らしい季節がやってきた。私たちは開花する季節の美しさを楽しみ、創造し、驚かせ、そして驚くために再び力を取り戻す。4月7日、ロシアおよび世界では複数の行事が祝われている。

まず、4月7日は「世界保健デー(World Health Day)」だ。世界保健機関 (WHO:World Health Organization)によって1948年に制定された「世界保健デー」は、毎年4月7日に祝われている。現在WHOには、194の国と地域が加盟している。「世界保健デー」は、人々に健康の価値を思い出してもらうために開かれている。医療機関は、世界中で人々の健康が向上することを目指して活動しなければならない。「世界保健デー」は毎年、全世界の前に立ちはだかるグローバル問題をテーマにしており、毎年異なるスローガンが発表される。2015年のスローガンとテーマは、「食品安全」。WHOの情報によると、低品質の食品が、下痢からがんまで、200種類以上の病気の原因になっている可能性があるという。そして、常に食の安全に新たな脅威が発生している。WHOの今年のスローガンは、「農場・農園からお皿まで‐安全な食品を!」だ。同スローガンは、お皿にのっている食べ物が安全であることを全ての人が確信できる状態を、あらゆる国が保証する必要性があることに注意を喚起している。

また4月7日は、ロシアのインターネットセグメント「ルネット」の誕生日でもある。1994年4月7日、ロシアのためにドメイン「.Ru」が登録され、国家ドメインの国際データベースに加えられた。1991年から1994年4月7日まで、ロシアの全ネットワークリソースは、国際ドメインと「.SU」ゾーンに置かれていた。しかしソ連崩壊後に新たな独立国家のドメインの構築作業が開始され、旧ソ連諸国用のドメインが15個つくられた。そして2009年、ロシアではさらにもう一つのドメイン「.рф」が導入された。これはキリル文字による初のドメインだ。なお、当初キリル文字を使ったロシアのドメイン名の取得は、国家機関と商標権者のみに限られていたが、今は全ての希望者が取得できる。

4月7日、正教会はキリスト教の重要な祭日「聖生神女福音祭(受胎告知)」を祝わっている。なおカトリック教会では、3月25日が「受胎告知の日」だ。「生神女福音(受胎告知)」という名前から、生神女マリアに幼子キリストの母親になるという幸福な知らせが告げられた出来事の主な意味が伝わる。なお、「福音祭」の主要なイコンは、アンドレイ・ルブリョフの「受胎告知(喜ばしいお告)」だと考えられている。大天使ガブリエルは、生神女マリアに、神の子が人の子になるという知らせを告げる。生神女マリアは、「あたなのお言葉どおりこの身になりますように」と述べ、天使のお告げに従うと答える。このように生神女マリアが自発的に受け入れなければ、キリストは人間になれなかっただろう。なぜなら神は力を行使したり、私たちに強要することはないからだ。人間には神に対して同意と愛で応える完全なる自由が与えられている。

民間には、生神女福音と関連した古くからの習慣がある。例えばこの日、あらゆる労働が罪だと考えられた。生神女福音の日には「鳥は巣をかけず、乙女は三つ編みを編まない」という諺もある。この日、教会や聖堂では、主要な宗教的祭日の一つである復活祭に先駆けて、厳粛な祈祷式が行われる。今年の復活祭は、4月12日だ。

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