トルコ大統領 アルメニア人大虐殺 に関するプーチン大統領の発言に 反発

© AFP 2023 / Yuri Cortezトルコ大統領
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トルコのエルドガン大統領は、クウェート訪問を前に、最近の国内の政治状況などをコメントした際、「アルメニア人大虐殺(ジェノサイド)」に関するプーチン大統領の発言にも触れ、一言「私は腹を立てている」と述べた。

また「ロシアに対し、何か制裁を加えるつもりはあるか」とのジャーナリストの質問に対し、それには直接答えず「プーチン氏がアルメニアに行った事を残念に思う」と述べ、次のように続けたー

プーチン大統領、アルメニア人大量虐殺の慰霊祭で - Sputnik 日本
プーチン大統領、アルメニア訪問で「大量虐殺に弁明の余地なし」
「ロシアがジェノサイドという表現を使うのは、今回が初めてではない。フランスでも似たような発言があった。プーチン大統領が、そうした発言をした事を残念に思う。腹を立てていると言ってもよい。もし彼がジェノサイドというのであれば、ロシアはどうなのだ。自分達の歴史を見てみる必要がある。クリミアがそうだ。これにはどう答えるのか。トルコは、これまで一度もジェノサイドを行った事はない。」

なお最高首脳レベルでの第五回ロシア・トルコ協力評議会の枠内で開かれた、昨年2014年12月1日のプーチン大統領との共同記者会見で、エルドガン大統領は「我々は、クリミア・タタール問題に関し合意した」と伝えた。

エルドガン大統領は、次のように述べているー

「プーチン氏は、クリミアのタタール人には、これまで彼らが持たなかった権利の数々が保障されるだろうと約束した。我々は、もし何らかの問題が起きたら、直接話し合うだろう。この問題で、我々の間にコンセンサスが生まれた事について、ロシアに感謝する。」

 

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