国境でポーランドの警備兵らは、武器を手に、ロシアのバイク乗り達を取り調べ、理由を説明することなく、大部分のメンバーの入国を拒否した。
グループのリーダーで「ヒルルグ(外科医)」の名前で有名なアレクサンドル・ザルドスタノフ氏は、こうしたポーランドの国境警備隊の行動について「田舎の安っぽいサーカスのようだ」と述べている。
一方ポーランドの国境警備隊の行動は、自国のバイク乗りからも強い非難を浴びた。バイクグループのリーダーの1人、ヴィクトル・ヴェングジン氏は「ポーランドのバイク乗りは何度もロシアに行っているが、あそこではいつも警察を含め当局の側から助けてもらった。今回『狼達』が入国を拒否されたのは、ロシアとポーランドの間の紛争に火をつけるため、ポーランド当局は彼らを利用したいからだ」と説明している。