ウシャコフ大統領補佐官は、会談の一部分は非公式的な雰囲気の中で行なわれたことも指摘している。プーチン大統領はケリー長官にクリミア産ワイン「ウサージバ・ディヴノモルスコエ」を振舞った。
大統領との会談の前にケリー長官とラヴロフ外相との2者会談が実施されている。ロシア外務省の公式的な情報では、両外相は「相互の関心となっている広範囲の諸問題を胸襟を開き、長い間、話し合った。」
ロシアのメディアの報道では、ロシア側は露米間の隔たりの責任はロシア側にはなく、ロシアは平等な立場での二国間協力の再開を行う準備があると明言している。ロシア外務省はすでに、ラヴロフ、ケリー両外相はウクライナの政治的正常化に代替案はないという点で一致したと明らかにした。
ケリー長官はプーチン大統領、ラヴロフ外相との1時間半にわたる会談の第1幕の結果について自身のミニブログに「交渉は胸襟を開いたものだった」と書き込んでいる。会談ではイランの原子力問題、ウクライナ、シリア情勢が話し合われた。