日本外務省は、5月18日にモスクワで貿易経済日露政府間委員会貿易投資分科会議長間会合を行うと発表した。
外務省によると、「今回の会合では、日露経済関係の現状を概観するとともに、都市環境、医療等の分野での協力やロシアの貿易投資環境に関する諸問題について話し合われる予定」だという。また日本外務省の情報によると、日本側からは、長嶺安政外務審議官、ロシア側からは、アレクセイ・リハチョフ露経済発展第一次官が出席する。
共同通信は5月11日、日本とロシアは同会合の調整の最終段階にあると報じた。その他にも共同通信は、日本はロシアとの経済関係を発展させる意欲を示しながら、ロシア大統領の訪日を視野に入れているほか、両国の領土問題に関する交渉の進展にも期待していると指摘した。
これより先、日本外務省は2月中旬に両国の外交官たちがモスクワで「ロシアのプーチン大統領の訪日に向けた準備に関する共同作業の重要性」を確認したと発表したが、訪問日程は明らかにされなかった。なおロシア大統領府は、日本から招待を受けていることを認めている。