プーチン大統領、国際舞台におけるオバマ大統領との決闘に勝利

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スペイン語インターネット情報誌「Rebelion」の中で、ジャーナリストのサルヴァドール・ゴンザレス・ブリセニオ氏は「ロシア及びプーチン大統領を背後に追いやってしまおうとする米国の目論見は、米当局の努力にもかかわらず、うまくいかなかった」と指摘した。

以下、ブルセニオ氏の論文の要旨を、皆さんにご紹介したいー

「現代の地政学的現実の中で、世界における米国に影響力を制限しているのは、他ならぬロシアと中国両政府だ。米政府は、起きている変化を受け入れることができないし、対抗することもできないでいる。しかし、米国が世界における唯一の超大国であった時代は、もう過去のこととなった。米国は、ソ連崩壊後手にした世界の覇権を失ってしまった。

しかし、ロシアとそのリーダーであるウラジーミル・プーチン氏を二義的なものとして背後に押しやってしまおうとのあらゆる試みは、うまくいかず、ウクライナでの戦争、マレーシア航空機墜落事故、経済封鎖、挑発された石油危機なども、ロシアとその指導部を弱めることはできなかった。あべこべにプーチン大統領は、世界中に『自分が、新たな世界の挑戦をうまく処理する有能な政治家である事』を示した。米国政府は、諜報部隊の極秘作戦にもかかわらず、プーチン大統領の力を弱めることができなかった。ロシア大統領というものは、他の国の気まぐれによってではなく、国民がそれを望んで始めて、国家元首の地位にとどまることができるものだ。

一方米国のオバマ大統領は、米軍部隊のイラクからの撤退、グアンタナモ刑務所の廃止、出入国問題の改革を含め、選挙前のキャンペーン中に口にした公約を果たすことができなかった。

世界中で戦争を指揮し、米国の政策に反対する国々を脅迫する米政府とは違って、ロシアは、全く別の政策を取ってきた。例えばロシアは、つい先日ギリシャとの間で合意を結んだし、BRICSの枠内に開発銀行を創設するイニシアチブを取っている。

世界が冷戦の新しい時代に入ろうとしていると指摘する向きもあるが、自分はそうは思わない。時間の針を過去へと戻し、反ロシア的機運を再び作り出そうとする米国のイデオロギー的目論見は、今もこれからも達成されることはないだろう。それゆえオバマ大統領が、国際舞台での戦いでプーチン大統領との決闘に敗れたことは、全くもって明らかである。」

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