エストニア、リトアニアそしてラトビアのバルト三国は、「避ける事の出来ない」ロシア軍の侵攻という警鐘をやかましく打ち鳴らしている。三国は、「危険」に自主的に抵抗するための用意をし、自国の軍事予算を増やし「審判の日」を迎えようとしている。こうした事は、三国のうちどの国もまだ「ロシアの悪意あるプラン」を確認する証拠を示せないにもかかわらず行われている。
英国のジャーナリスト、ニール・クラーク氏は「昨年、反ロシア宣伝を始めた西側のタカ派は、自分達の地政学的利益の為に、ロシアの前面に歴史的に存在してきたバルト三国を操縦しているのだ」と指摘した。
まさに反ロシア宣伝こそが、ロシアからの攻撃という幻想を創り出す原因となり、一方で、その幻想は、バルト三国の軍事費の拡大をもたらした。これまでも、戦争を煽り立てるヒステリー的状況は、米国やEUの武器メーカーや多くのそのロビイスト達に、大きな利益をもたらしている。