ドイツの政治学者:FIFAスキャンダルは米国にとって都合がいいのかもしれない

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FIFA(国際サッカー連盟)のスキャンダルは、ドイツでの米国家安全保障局(NSA)とのスパイスキャンダルから関心をそらすために、米国にとって都合がいい可能性があるが、米国にはずいぶん前から同問題における「占有権」はない。ドイツの政治学者アレクサンドル・ラル氏が28日、リア・ノーヴォスチ通信に語った。

ラル氏は、「もちろんたくさんの陰謀説が存在している。論理的観点から見た場合、FIFAスキャンダルは、いま米国にとって都合がいいのかもしれない」と述べた。

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4月中旬、ドイツでまたスパイ・スキャンダルが勃発し、ドイツのマスコミは、NSAがフランスとオーストリアの政治家や、欧州の大手企業を監視するために、ドイツ連邦情報局(BND)の技術的可能性を利用したと報じた。

ラル氏によると、昨年のウクライナ危機は、事実上、エドワード・スノーデン氏の暴露を社会の記憶から排除したが、現在のスパイ・スキャンダルでは、「それほど強くはないスノーデン氏だけでなく、ウィキリークスのサイトやその他のシステムの欠陥などから」新たな事実が発覚し続けているという。

ラル氏はまた、今回のFIFAのスキャンダルも非常に規模が大きいが、スキャンダルは現在マスコミによってつくられており、「FIFAをめぐるスキャンダルは、1週間後にはもはや切実ではなくなる可能性がある」と指摘している。ラル氏は、そのため米国にはこれ以上、世論の管理における「占有権」はないとの見方を示している。

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