大統領は、さらに次のように続けた-
「一部の人達は、そのために何か追加的援助が…それは、軍事面、経済面、財政面など何でもよいのだが、そうした援助が必要な最前線の国々という役割を果たしたがっている。
それゆえ、そうした考え方を支持するのは意味がない。そこにはどんな根拠もない。しかし、ある人は恐らく、そうした恐怖を支持させることに関心を抱くだろう。私は、そんな恐怖など想像にすぎないと言いたい。
米国は、ロシアと欧州の接近をあまり欲していない。彼らは、大西洋共同体における自らの主導権が保たれることを欲している。そのために、米国には外からの脅威が必要なのだ。イランでは、明らかに役不足だ。脅威にはならず、それほど恐ろしくない。どんな脅威があるというのだ? ウクライナの危機について言えば、ロシアは対応を余儀なくされた。それは、私には分からないが、特別になされたのかもしれない。しかしそれをしているのは、我々ではない。
私は、ロシアを恐れる事など何もないと申し上げたい。世界は、人々が良識の中では、今日これほど大規模な軍事紛争が起こるなどとは想像できない程に、変化してしまった。私達には取り組むべき事がある、そう皆さんに断言したい。」