メルケル首相は、G7はウクライナ南部・東部情勢について一致した立場を取っている、と述べ、危機は「ミンスク合意」を根拠とする平和的な方法によってのみ解決される、との確信を示した。
「必要とあればロシアに対し新たな制裁を課す用意が我々にはある。しかし我々はそれを望まない」とメルケル首相。
先にロシア大統領府は、サミットでミンスク合意の全調印者に対しその実現を呼びかける言葉が聞こえなかったことに遺憾の意を示した。
ペスコフ大統領報道官は次のように述べた。「制裁に関する今回の発言を注視していた。何ら新しいテーゼではない。また我々は、サミット参加者の中に、アプローチについて一定のニュアンスがあることを認めた。一部の人が、ロシアとの対話の推進が必要であると語り、そうした対話なくして重要な問題を解決することは不可能だ、と語った」