参加者で最も多いのは、地元ロシアと日本で、他にドイツや韓国、中国、イタリア、米国などからの若き音楽家達が出場する。
コンクールは、声楽とチェロはサンクトペテルブルグで、ピアノとバイオリンはモスクワで並行して行われる。こうしたやり方は前回からで、今回は2回目だ。
チャイコフスキイ国際コンクールは、57年の歴史を刻んできた。現在では、世界三大音楽コンクールの一つに数えられている。これまでにヴァン・クライバーン(ピアノ)、エレーナ・オブラスツォワ(声楽)、ウラジーミル・スピヴァコフ(バイオリン)、ヒブラ・ゲルズマワ(声楽)、ダニ-ル・トリ-フォノフ(前回のピアノ部門優勝者)といったスター達を世界に送り出している。
世界中の多くの音楽家達にとって、4年に一度開かれるチャイコフスキイ国際コンクールは、スポーツマンにとってのオリンピックと同じ重みと権威を持っている。