栃木県は、東京電力の賠償対象に含まれていない。NHKが弁護団の話としてつたえたところによると、「今回の申し立ては東京電力が住民への賠償を行っていない地域からの初めての集団申し立て」だという。
福島県には、放射能レベルが生活に直接的な脅威を与えないとして、避難指示区域の対象となっていない地域が存在するが、そのような地域から自主的に避難した場合、東京電力は損害賠償を支払う用意がある。
申し立てを行った栃木県の住民の代表は、「栃木県の県北も福島と同じ汚染の被害を受けたが、健康調査では全く違う扱いだ。県境の壁をなんとか突破し、福島と同じように対応してほしい」と語った。NHKが伝えた。
栃木県の住民たちは、損害賠償と謝罪、除染作業、定期的な健康診断の実施などを求めている。