ウォールストリート・ジャーナル紙によれば、これより前米国はバルト海上空の警備を強化し、英国に爆撃機B2、B52を配備しているものの、さらに第5世代の戦闘機F22ラプターの欧州配備の検討を進めている。ジェームズ米空軍長官はこの件で協議を行なうため、NATO諸国訪問を実施する構え。
6月13日付けのニューヨークタイムズ紙は米役人からの情報を引用し、米国防総省が「ロシアからの攻撃に」報復するため、重火器の東欧配備の可能性を探っていると報じている。
6月はじめ、米国マスコミは米大統領府が中短距離核戦力全廃条約にあたかもロシアが違反したとして、それに対する報復措置として欧州への地上型ミサイル配備の可能性を検討していると報じていた。