「国債の売れ方を見る限り、ロシアの金融部門は、酵母を使ったかのように膨れ上がっている。外国のそれを含め、投資機関はロシア国債を買っている。需要は供給を大きく上回り、比率はセッションによって3倍、時には6倍になっている」と財務大臣。
大臣の指摘によれば、昨年末、ロシア情勢に最初に反応したのが、他ならぬ金融部門だった。
「資本が急速に逃げ出し、国債購入も停止し、国内の投資機関も含め、誰も国債を買わなくなった」と財務大臣。
現在はインフレも安定し、公定歩合も引き下げられ、為替も安定し、消費者の需要も復旧しつつある。「我々に対する信頼が回復しつつある」と財務大臣。