会合では、ウクライナ危機の調整に関するミンスク合意をコンタクトグループのメカニズムを通じて履行することへの協力が、キエフ当局とドネツク、ルガンスク両人民共和国との直接対話の発展をも含めて話し合われる。
22日に実施された露独仏首脳による電話会談では、メルケル独首相およびオランド仏大統領はドンバスにおける停戦合意違反に対する憂慮を表し、「紛争当事者らへの圧力を強め、和平へと向かわせるよう」呼びかけた。
これに対しロシア側からは、ドンバスの居住区における砲撃の即刻停止、政治的調整プロセスの積極化、憲法改革問題の決定および地域紛争で破壊された社会経済の復興の必要性が強調された。
シュタインマイヤー独外相は、「4者はミンスク合意履行における成功度合いを評価し、状況を国際的な管理下におく目的で集まる」と語っている。
「ノルマンディー形式」は2014年夏、仏における会合の結果、誕生。その後、ノルマンディー4者の参加者らは首脳レベル、外相レベルでの会合を催してきた。ミンスクでも同時にコンタクトグループの定例会合が行なわれる。EUは2016年1月末までの対露制裁延長を決めたことから、両会合ともロシア、EU諸国間の緊張を背景に実施される。