PACEがロシアを攻撃者呼ばわり

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欧州議会議員会議(PACE)は25日、ウクライナの軍事紛争での行方不明者に関する決議を過半数票で採択した。この文書にPACEは修正を加えたなかで、ロシアを攻撃者、またクリミアを占領地域とする決定を採った。

ロシアを攻撃国する修正は賛成48票、反対7票を得て通過した。

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ロシア下院(国家会議)国際問題委員会のプシコフ委員長はこうした決議を採択したPACEを厳しく非難。プシコフ議員は自身のツィッターに「(可決の際)議会にいた議員はPACEの7分の1にも満たない数だった。みすぼらしい冒涜だ」と書いている。

プシコフ議員はPACE議員は2014年5月2日、オデッサの労働組合会館で起きた悲劇にも、ドンバスが治安維持機関側からの攻撃を受けている事実にも注意を向けなかったと指摘している。

「PACE議員はロシアやクリミアについてのレポート作成にばかり精を出し、オデッサの虐殺、ドンバスの一般の都市への銃撃についてはなぜか書きたがらない。」

プシコフ議員はPACEの現指導部とのコンタクトを図っても徒労であり、PACEから「ロシアに提案されるのは対話ではなく、宗教裁判」との見方を表した。

プシコフ議員は、24日米国務省の発表したレポートにも触れ、そのなかでヤヌコヴィチ前ウクライナ大統領が自国で人権侵害を行なったとして非難されていることを指摘し、「米国はヤヌコヴィチがウクライナの人権を侵害したと非難している! 馬鹿馬鹿しいにもほどがある。ヤヌコヴィチは辞めさせられてから1年以上もたっているではないか。米国はポロシェンコをもう囲い込めなくなっているのだ」と書いている。

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