要求項目には電気料金値上げの決定を一時停止、電気料金値下げについて抗議市民との交渉開始、6月23日、活動家および記者らに対し、便衣の警官が暴力を振るったことへの責任追及が掲げられている。
声明には「我々は、ここに集まる多くの人たちと同様、何らかの警察力に属してはいない。我々は常に民衆とともにあり、窃盗を許さない」と書かれた。
アルメニア社会サービス調整委員会は6月17日、8月1日からの電気料金の16%値上げを決めた。この決定がきっかけとなり、首都エレヴァンではすでに数日間にわたり抗議行動が続いている。
エレヴァンでの電気料金値上げ反対行動は6月19日から開始され、その後、大統領官邸までの行進に発展した。警察は特殊機器を用い、抗議市民の散会を図り、記者を含むおよそ240人が警察の拘束を受け、25人が病院で手当を受けた。抗議行動は23日夜再燃。自由広場に集まった市民は再び、バグラミャン大通りの大統領官邸までの行進を組織したが、その途中でまた警官らの警戒線に阻まれている。