回答の中では、次のように指摘されている―
「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国とソ連邦の憲法は、ロシアに属する領土を他のソ連邦構成共和国に譲渡する事に関し、ソ連邦及びロシア最高会議の権限を規定していなかった。ソ連憲法に従えば、この問題は、国のより上部の権力・国家統治機関の管轄に属する。
なおセヴァストーポリ特別市に関して言えば、この町は、クリミアがウクライナに譲渡された後も、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の管轄下に残っていた。
後になって、1991年12月時点の国境におけるセヴァストーポリの、ロシア連邦の一部としての地位は、1993年7月9日付のロシア連邦最高会議決議により確認されている。」
クリミアとセヴァストーポリは、同地で昨年3月、住民投票が実施され、投票率83,1%、そして96,77%の圧倒的多数の賛成を得て、ロシアへ再統合された。