ブリンケン国務副長官は、次のように述べた―
「ウクライナ東部と南シナ海で、我々は、現状を一方的に変えようとする試みを目にしている。米国とそのパートナー諸国は、そうした試みに共に対抗するだろう。
ウクライナ情勢の場合、米国とそのパートナー諸国は、キエフ政権を援助し、モスクワに答えを求めている。また南シナ海での島をめぐる領土問題においては、米国は、国際貿易と航行の安全の保証のみに関心がある。」
米国とEUはロシアがウクライナへの干渉を行なったとして、数度にわたり、ロシアを非難している。ロシアはこれを否定し、こうした非難は受け入れ難いと表 明している。ロシアは、ウクライナの国内紛争の当事者ではなく、南部東部の出来事には加担しておらず、ウクライナが政治経済危機を平和的方法で克服するこ とに関心があることを何度も繰り返してきた。またロシアは西側に対し、ウクライナ軍が一般市民を相手に軍事作戦を行っているドンバスの平和的調整を目的と し、キエフ当局に働きかけるよう数度にわたって呼びかけている。