アムネスティー・インターナショナル ウクライナ軍のボランティア大隊による拷問について語る

© AFP 2023 / Sergei SupinskyСторонники украинского радикального движения "Правый сектор"
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国際人権団体アムネスティー・インターナショナル・ウクライナ支部のタチヤーナ・マズール代表は、ウクライナ軍のボランティア大隊の兵士たちが、ドンバスで行っている拷問の様子について語った。

マズール氏はまた、ウクライナが、ウクライナ軍の兵士たちによる人権侵害の事実を一刻も早く認め、ジュネーブ条約を厳守するよう呼びかけた。マズール氏は、これを実行しなかった場合、ウクライナは近いうちにも、国際社会の支持を失う可能性がある、と指摘した。

マズール氏は、「最近3-4か月の間に、私たちは、拷問やその他の虐待の事実を確認した。そこには、『右派セクター』などの、一定のボランティア大隊によるものも含まれている。彼らは市民を不法に拘束し、トレーニング施設と呼ばれる場所に監禁した。そこの地下室に送られた人々は、拷問を受けたと語っている」と述べた。

マズール氏によると、拷問の犠牲者となったのは、義勇軍とのつながりを疑われた、ウクライナ軍やボランティア大隊の兵士たち。マズール氏は、「基本的に、彼らは非常に激しく殴られた。電流を使用した模擬処刑の事実もあった。肋骨をつかってフックに吊られたり、歯を抜かれたという証言もあった」と語った。ウクライナの国営通信社UNNが伝えた。

マズール氏はその他にも、ウクライナ政府は、国際社会の支持を失わないためにも、同国の南部・東部における紛争で、「別の行動」を取るべきである、と指摘している。

マズール氏は、「キエフの監督下にある部隊は、ジュネーブ条約を遵守し、厳密に遂行するべきである。ウクライナが未だに、国際刑事裁判所に関するローマ規程を批准していないことは、政治的意思の欠如を証明している」と語った。

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