首相は次のように述べた。「ウクライナから、割引の期間を延長してほしい、との依頼がきた。ウクライナの困難な経済状況を考慮すれば、それは全く予測可能なことだった。ウクライナとの現在の関係におけるあらゆる困難にも関わらず、我々はウクライナ経済の困難さの全てを評価し、合理的な範囲内で、ウクライナのパートナーの利益に適うように行動しなければならない」。
ウクライナへのガス供給に際して一四半期分の輸出関税を特別に考慮して設定することについて、既に政府命令を採択することが決まっている。全てのファクターを考慮すると、第3四半期におけるウクライナ向けガスの最終価格は1000立方mあたりおよそ247.17ドルになる。
メドヴェージェフ首相によれば、ロシアはウクライナにこれまでと同規模(なお、現在の割引は100ドルである)の割引を行うことは出来ない。なぜなら価格の動向そのものが変化したからである。ガス価格は石油価格に依存するが、その石油価格は暴落した。それに、「ナフトガス」は「ガスプロム」に対し、数十億ドルの未償却の債務がある。
ウクライナ向けロシア産ガスの価格に関する今後の決定は世界経済とガス市場の状況に左右される、とメドヴェージェフ首相。