先の報道では死者は16人となっていた。
目撃者情報に基づく先の報道では、市内のとあるレストランで第一の爆発が起こった。自爆テロ犯による爆発だった。第二の爆発はモスクで起こった。標的は説教中の聖職者と見られる。目撃者によれば、それぞれ違う方角から自動車が2台ないし3台集まり、まずは銃声が、次に爆発音が聞えた。「モスクに爆弾が投げ込まれたようだった」。地元警察は、詳細は不明としながら、2発の爆発があった、と発表した。
犯行声明はどこからも上がっていない。
ナイジェリアでは過激派原理主義組織「ボコ・ハラム」の活動が活発化している。この組織は欧米流の教育に異を唱え、イスラムの教えを国の全土に広げようとしている。国内のほとんどのテロ行為の背後にこの組織がある。2009年に活性化して以来、同組織はテロや襲撃事件を断続的に行い、これまでに1万3000人が死亡、150万人が家を追われ、難民となっている。うち74万3000人が子どもである。